台風の発想

「台風が来るよ、気を付けてね」
最近はよく日本人の友達からそういう親切なメッセージが来ます。
中国の台風が懐かしいです。
なぜなら福建省育った私にとって、台風は新学期の始業式と一緒だからです。
福建省はよく夏の終わり頃台風が来ます。それはちょうど秋の学期のはじめのタイミングです。
そして、台風のおかげで、二日ぐらいの休日も共に来てくれます。
中国では、台風の強さで、緑から黒までの台風災害警報があります。緑は一番弱くて、次は黄色、赤、黒、の順番でますます強くなります。もし赤い警報が出れば、今日はお休みです。
その日の朝はいつもより早く起きて、寝癖のままでテレビを見ていました。
「赤!赤!赤!やった!!」
その時の私にとって、テレビでの赤い信号は災害というより、幸せになるニュースでした。でも、大学は青島という中国の北の都市ですから、台風はあんまり来ませんでした。
ある年、珍しいことに大学に一回だけ台風が来ました。でも、みんなの寮は教室と近いから、土砂降りになっても、授業はそのまま行います。
台風が来たら、体も服もびしょびしょになってしまうので、二十歳になった私にとっては、台風いいなって変なイメージが逆になりました。今回「台風がくるよ」ってニュースを見て、もう台風さんと2年ぶりの私は、ちょっと懐かしい感じを覚えました。
今回は自分の偏見を持たずに、落ち着いて日本の台風をちゃんと見ていました。
「台風さんの乱暴さは中国のと変わらないね。」
やっぱり自然災害は国の発展程度にかかわらず、どこでもわがままで、自分の力を出しているものですね。強い風に、発達した日本の人々も、頭を下げざるを得ないですね。
先月のネパール大震災で、現時点7000人以上が亡くなってしまいました。地震自身というより、後進の経済や科学技術が原因で、被災した人間を助けられないのは、もっと悲しいことですね。

中国人インターン生
王雅恵子

“台风要来了,要小心哟!”
这两天经常会受到朋友们这种亲切的慰问短信。
说起台风,还真是觉得很怀念呢。
其实台风对于在福建省长大的我来说,就好像是每年秋季学期开学典礼一样的东西。
要说起为什么,是因为福建的台风总是在夏天的尾巴的时候到来,那时候正好也是秋季学期开始的时候。
伴随着台风一起来的,还有两天的假期。
在中国,根据台风强度的不同,电视节目上会显示4种不同的台风灾害提示。从绿色到黑色,表示越来越强的台风等级。
在台风来的时候的早晨,我往往起的比以往都要早,牙都没有刷就直勾勾盯着电视看。
“变黑!变黑!变黑!终于变黑了!”
对于那个时候的我来说,台风不是灾害,而是幸福来临的消息。

但是,我念的大学是在北方的青岛。台风就很少能够看见了。
在某一年,终于迎来了罕见的台风。但是由于宿舍和教学楼离得很近,就算是龙卷风,老师也估计不会给我们放假。
台风带来的大雨,让我全身都被淋的湿哒哒的。已经不再是孩子的我,也终于能够转变对于台风的那种奇怪的盼望。
这几天看到了,“台风要来咯”的新闻之后,已经阔别台风两年的我还觉得有点怀念呢。
所以这一次,我也是不带着偏见的,冷静的观察日本的台风。
“台风先生还是一如既往的粗暴啊”
果不其然,这些自然灾害与国家的发展程度无关,任性地摧残着人们的生活。在强风之下,哪怕已经是发达国家的日本的人们,也不得不向他低下头。
在上个月的尼泊尔大地震中,截止到现在,已经有七千多个人失去了性命。
但是比起地震本身,因为经济和科技的落后,受灾的人们没有办法得到救助,才是更加让人悲伤的事情吧。

中国实习生
王雅慧子