池山メディカルジャパンの想い
きっかけは妹の一言、人工乳房開発の経緯。
弊社は1987年以前から人工ボディに関わっており、2003年より人工乳房の制作に本格的に取り組むことになりました。
というのも、私の妹が1995年に乳がんで左の乳房を切除しており、「いろいろな人工の乳房を見たり調べたりしたけれど、なかなか満足できるものがなくいいものがない。」また「友達と温泉旅行にもなかなか行けなく、手術痕は旦那さんと娘にしか見せたこともない。」と5年たって初めて聞かされました。
私に手術痕を見せて「作ってみて」と言うまでには相当の決心がいった事だと思います。
そこで、妹からせっかく作ってくれるなら3つの条件を満たすものを作って欲しい、と言われました。
その条件というのが、
「2泊3日の温泉旅行に普通に行きたい」
1.洋服の上から自然に見え、触っても違和感なくやわらかい事
2.普通のブラジャーに入って、ブラジャーをはずしたとき自然に見える事
3.そのままお風呂に入り、シャワーを浴びれる事
というものでした。
最高の技術と愛情をこめて製作します。
それから条件を満たし満足が出来るものを作成するのに2年かかりました。そして、2005年度・2006年度と日本乳癌学会においてオーダーメイド人工乳房を展示発表・出展をしたところ、大変多くの反響がございました。現在、全国の基幹病院を中心にご紹介をいただき、製作させていただいております。現在では、他の人工乳房をお作りになっている世界中のどんな会社にも負けない人工乳房が製作できるようになったと思っております。
私どもは、全国どこにでも出向き、より多くの方に人工乳房をお作りし、少しでも普通の生活を普通に過ごしていただける助けの一つになれれば、と願い頑張っております。
今できる世界最高の技術と愛情を込めて提供して参りたいと思います。また、お作りになった方々とは、一生涯のお付き合いを願って製作させていただいておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社 池山メディカルジャパン
代表取締役 池山 紀之
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乳房再生トータルケアシステム
弊社では、協力病院(専門医師・専門看護師)との連携により、 患者様の心のケアと身体的な乳房再生の道を切り拓くことを基本に活動しています。 それが、弊社が考える人工乳房再生トータルケアシステムです。
乳房再生トータルケアシステムにより広がる選択肢
MT計量法を取り入れた再建手術とは、弊社人工乳房の型取り技術を活かした計量法です。 再建手術の技術が向上し、安心で安定したものになるよう、オーダーメイド人工乳房製作と、 外科的再建手術MT計量法の普及を目指します。
※1 MT計量法特許『特許取得 特許第5653305号』※2 既製人工乳房288『特許出願中 特願2014ー141084』
※3 乳房パッドファルシーズ『意匠登録第1435047号』